2015年09月11日(金)
「第5回 いのち・たいせつキャンペーン」
第2部 癒しの時間 ~生きるということ~
NPOのリーフレット『生きるということ』の朗読を、山本和子さんの声で聞かせてくださいました。「和歌山グループ声」の会長を40年務め、今なお80歳を超えてもその声には年齢を感じさせないパワーがあります。
続いて、『生きるということ』筆者 志田さんの体験談でした。現在ボランティア活動やお仕事など、充実した毎日を送られています。10年ほど前にうつを経験、心理的に追い詰められ、病の症状に苦しみ、つらい日々を過ごされました。ご主人とご家族と共に少しずつ乗り越えてこられました。
4年前の東日本大震災の際にはボランティアに行き、被災され過酷な状況の中でなお、思いやりの心を持ち続けている人同士の本当の心の絆に、希望を見いだされました。復興が進むたびに喜び合い、現在も手紙をやり取りし、交流が続いてるそうです。
今はしんどい時には休み、早く寝るなどの体調管理と、無理をしないようにすることを心がけています。家族や周囲の理解も大切だと思います、と話されました。
おかげさまで今はとっても幸せです。生きていて本当に良かった。生きて、自分のできることを精いっぱいしたいと思います。と締めくくられました。
会場では一緒に涙する方も沢山おられ、前向きなお姿に力をもらった方も多かったようです。貴重なご経験をお話しいただき、本当にありがとうございました。