活動報告

2011年1月9日 「自殺予防ワークショップin和歌山」

2011年01月09日(日)

平成23年1月9日(土)、13時~16時半に和歌山市勤労者会館文化ホールにて『自殺予防ワークショップin和歌山』を行いました。
第一部は、保坂隆先生(聖路加国際医療病院臨床教授・NPO法人こころのリエゾン代表)による「自殺予防におけるゲートキーパーの重要性について」の招待講演を行いました。

第二部は、ワークショップ「その命 自ら絶たせないために 今和歌山で出来ること」 と題しまして、座長は真栄城輝明先生(奈良女子大学教授)、コメンテーター;保坂隆先生、パネラーは王紅欣氏「中国の自殺の現状について」、東「和歌山における自殺予防について」が講演を行いました。
保坂先生の大変わかりやすい講演と、王氏、東の講演に『自殺ほっとけやん!』と和歌山のみならず近畿他府県から駆けつけた皆さん方の熱気につつまれた4時間あまりでした。

参加者の皆様、アンケートにご協力いただきありがとうございました。

以下にアンケートの結果を掲載いたします。

とても良かった まあまあ良かった どちらでもない あまり良くなかった 良くなかった 無記入 無提出
 Q1,今日の招待講演は
いかがでしたか
 25  3  0 0 0 1 9
Q2、 今日のワークショップは いかがでしたか  19 6 0 0 0 4  9
 とても思った 思った  どちらでもない あまり思わなかった  思わなかった 無記入 無提出
 Q3,実際に自殺予防に携わってみたいと思いますか  10  11 6  0 0 2  9
 行っている 以前行っていた どちらでもない ほとんど経験がない やっていない 無記入 無提出
 Q4,自殺予防に携わったご経験はおありですか 10 4 2 1 10 2 9

(参加者38名)

以下にご感想の一部を記載させていただきます。

  • 保坂先生の話はとても良かった。自殺、うつ病等の言葉は今までの講演会でもよく聞きましたが、今日の話はそれを掘り下げた(具体的な実態について)具体的なデーターや話があり、理解しやすかった。
    和歌山の自殺の実態や活動 についてよくわかりました。(一部省略)
  • 最近同僚を自殺で亡くしました。身近で起こるものとは考えたことはなかったのですが、一つでもそのようなことがなくなるように知識を増やし、何か貢献できればと考えさせられました。
  • 自殺者の多さにも関わらず、まだまだ自殺予防に関する意識の薄さや、自殺に対する偏見の多さを日々の臨床の中で感じています。個人の力や、社会の力を高めていく必要性が今後さらに求められるように思いました。
  • 以前に知人が自殺しました。おそらく一度目で既遂したパターンです。そうなる前に何かできることがあれば教えて頂きたく参加しました。
  • もっとゆっくり聞きたいくらいでした。自分に何ができるのか、考えていきたいと思います。

今回は「ゲートキーパー養成講座」ではありませんでしたが、Q3の『自殺予防に携わってみたいと思いますか?』の質問に半数以上の21名の方に『とても思った』『思った』とお答え頂きました。
参加者の中には、和歌山県白浜市で自殺予防の活動をされている「白浜レスキュー隊」の方や、専門職の方、子育て中の主婦の方もおられました。
中には「命の電話」の電話番号の1桁違いの方が「間違って電話がかかってきているとお伝えして切るのですが、気になって・・・私に出来ることがあれば知りたくて来ました。」といった参加動機の方もおり、男女共に職業、年齢層も幅が広く、具体的な自殺予防の知識への関心の高さを実感しました。

2010年11月5日 韓国国際内観療法ワークショップ

2010年11月05日(金)

韓国国際内観療法ワークショップ

平成22年11月5日(金)、韓国ソウル カトリック大学講堂にて、日本、中国、韓国の精神科医・臨床心理士・看護師・宗教関係者を中心とした内観療法に関するワークショップが行われました。 テーマは『アジアの自殺問題を考える』で、まさに当NPOの趣旨に適うものでした。日本からは内観療法のリーダが多数参加、当NPOから東が参加、日本の自殺対策の現状を報告いたしました。

中国語・韓国語・日本語・英語が飛び交う中、中国上海交通大学附属精神衛生中心の王祖承教授は、中国の自殺の現状として世界で唯一女性の自殺が多いことや、若者の自殺の動向など、大国中国の自殺の問題を報告してくれました。
韓国自殺予防協会の会長、副会長にはアジアの自殺予防のためのマニュアル作成の提案を快くご協力を頂くことなり、今後和歌山の地からアジアのための自殺予防ワークショップを企画してゆくという決意を新たに帰国いたしました。
日本・中国・韓国の3国にはいろいろと国際的な軋轢のあった時期でしたが、日本・韓国・中国の国旗が仲良く添えられた会場を見ると、追い詰められて自殺をする人を救おうとするアジアの人々のエネルギーに国境は感じられず、政治的なしがらみを越えたつながりに発展することを祈念せざるを得ませんでした。

会場からも、うつ病を患っていた友人に自殺された経験をもつ韓国の青年の悲痛な思いを聞き、国境を越えた心の支援の重要性を認識させられた大会でした。